こんにちは。
沖縄代表紙のひとつ、
「琉球新報」の経済コラム欄に社長のエッセイが月1連載中です。
シリーズで第2日曜日に6回掲載予定ですので こちらのブログでも紹介して参ります。
この琉球新報の「仕事の余白」コラム欄は、
沖縄の経済をリードされている方々が毎回登場され、
ほっこりと人生のヒントが隠されているような、
あるいは勇気づけられるようなエピソードを披露されていたり、
あるいは目からうろこの問題提起だったり。
そんな話題が誰にでも分かる様な言葉で綴られています。
弊社、チョーセイ農園の下地社長!のコラムだけでなく、毎週楽しみなコーナーです。
さて、下地の第2回目は、2012年11月11日日曜日に掲載されました。
今回も抜粋、ご紹介させて頂きます。
下地は、薬草を探し世界各国飛び回っておりますが今回は
そんな旅の中の想い出から薬草の名前の由来について書いています。
「草の名の不思議な由来」
親たちはわが子にいろいろな思いを込めて命名する。
同じく自然界の植物にも、なるほどと納得するような名前が多く存在する。
何十年も前、私が薬草を探しに日本人がめったに訪れない
中国の山奥の村に入った時の話だ。
一緒に森に入ったガイドが、一つの植物を手に取り草の名の由来を語り始めた。
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ある年、村人数人が山へ狩りに入ったが、一人の青年が持病の腰痛のため
山中にとどまることになった。
青年が雨風をしのぐために生い茂る草木で小屋を造ったが、
まれにみる暴風に襲われ小屋は跡形もなくつぶされてしまった。
青年は腰痛にむち打って草木を集め直し、丈夫な小屋を造り悪天候を乗り切った。
数年後、青年はかつて別れた村人と遭遇したが、村人らはがくぜんとする。
腰痛持ちのその青年ではなく、活気に満ち溢れた男がいたからだ。
青年は経緯を語りその時に利用した草を村人たちに手渡した。
青年の重い腰痛を完治させたその草との出合いのきっかけをつくった
暴風にちなみ、その薬草の名は「ボウフウ」と呼ばれるようになったという。
・・・・・・・
「ボウフウ」には腰痛または、去痰、鎮痛とすぐれた効能があるとされる。
人の名と同様に植物の名前の由来にも効能効果、方言、植物の特長、
またこの世に知らしめるきっかけなどがあり、興味は尽きない。
私は興奮冷めることなく、次の村へと移動した。
その村でも興味深い話を耳にした。
この話は次の機会に紹介することにしよう。
さて!次の村で出会った薬草はなんだったのでしょーー!!!!
社長ーーー!!!
先に教えてくださーい!
ちなみに私は入社した時から度々、
「この薬草にはなんと名前をつけよう」
と悩む社長の姿を目撃しています。
学術的な名前はすでにあるのですが、
社長は薬草たちに独自の名前を付けたいのだといいます。
うーん、食感が似ているから「陸ワカメ」<—雲南百薬のこと
イシャイラズってのはどうか、ありきたりか。
などなど色々考えていらっしゃるようですが時々
この薬草は・・・・・ 「ビューティースター!!!」
とか言われることもあります。
「ビューティー・スター・・・・、ビューティースターですか・・・。
悪くはない、悪くはありませんよ?
た、たしかに美容効果はある薬草とは言われていますし・・・。
で、でも何かが、何かが違う気がします・・・。ちょっとだけ・・・。」
などとオソルオソル意見を言うこともある私達なのでした。
ではまた。